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2012年7月22日日曜日

愛知県豊川市、砥鹿神社のケヤキ

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名称 砥鹿神社のケヤキ (とがじんじゃのけやき)
名称の典拠 現地の案内板(注1)
樹種 ケヤキ
樹高 30m(注2)
目通り幹囲 9.3m(注2)
推定樹齢 600年(注3)
所在地の地名 愛知県豊川市一宮町西垣内(注4)
 〃 3次メッシュコード 5237-23-13
 〃 緯度・経度 北緯34度50分49秒
           東経137度25分17秒
愛知県指定天然記念物(1972年6月7日指定)
撮影年月日 2007年2月3日

砥鹿神社は三河国一の宮。本宮山頂に奥宮、そしてJR飯田線三河一宮駅の東600mに里宮(本社)がある。
 祭神は大己貴命(おおなむちのみこと)。古くから本宮山において祀られていたが、約1300年前の大宝年間(701~704)に現在地に遷座したという。延喜式神名帳にもその名が見え、慶長7年(1602)には本社に100石の朱印地が、翌年には奥社に20石が与えられている(平凡社「愛知県の地名」より)。古くから重きを置かれていた神社なのだ。
 拝殿に向かって右側に、大きな「さざれ石」が奉納されている。大ケヤキはその背後、というか、境内外側の斜面下に立っている。背が高いものだから、境内からもケヤキの姿は認められるが、じっくり見るには、いったん外に出て、ぐるっと回る必要がある。
 ケヤキの根元は、斜面と道路に挟まれ、少し低くなっている。かつてはここに「神泉」が湧き、水が流れていたという。そのため、「みたらい(御手洗?)のケヤキ」とも称されたようだ。
 元来は植えられたわけでなく自生の巨木だが、これだけのサイズになれば、御神木として崇めるに十分である。さらには、県の天然記念物にも指定された。
 在野から努力を重ねて大家をなした苦労人が連想され、なんとなく嬉しくなった。




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