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2012年7月22日日曜日

東京都練馬区の神木

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所在地:東京都練馬区練馬4-2
交通機関:西武豊島線・都営地下鉄大江戸線 豊島園駅下車徒歩5分

拝殿前に2株あり、いずれも樹齢約900年と推定される全国でも有数の巨木です。
永保えいほう3年(1083年)、源義家が「後三年の役ごさんねんのえき」で奥州へ向かう際、戦勝を祈願きがんしてこの社やしろに奉納したものと伝えられています。

階段上にある大おおケヤキは、樹高じゅこう14メートル、幹周り7.2メートルの大きさで、昭和15年(1940年)に国の天然記念物に指定されました。階段下の大ケヤキは、樹高19メートル、幹周り8メートルの大きさで、平成8年3月に国の天然記念物に指定されました。

落雷や、腐朽ふきゅうの進行による樹幹じゅかんの空洞化などが原因で、2本の巨木は衰弱していました。これに対して樹木医が平成3年から平成9年にかけて数回にわたり治療を施しました。これらの治療により、2株の大おおケヤキは徐々に樹勢を回復しています。

なお、この付近から弘安こうあん4年(1281年)の板碑が出土していることから、鎌倉時代にはこの神社の周辺に集落が発達していたと考えられます。

神木とは、格の高い神さまが宿るとされる信仰の対象であり、常に清浄なエネルギーを発している。



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