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2015年12月3日木曜日

コーヒーメーカーの選び方

コーヒーメーカーの選び方(1)コーヒーを抽出するための5つの方法

お気に入りのオーディオシステムで好きな曲を楽しみながら、ゆったりとコーヒーを味わう……いい音楽と美味しいコーヒーの組み合わせは、リラックスタイムを一層豊かにしてくれるベストコンビだ。

みなさんが親しんでいる「オーディオ・ビジュアル」と「コーヒー」には、大きな共通点がある。それは「追求する楽しみ」があることだ。オーディオのサウンドもコーヒーの味も、複雑な要素が絡み合ってできあがるもの。どんな音が聴きたいのかで選ぶ機材が変わるように、コーヒーも豆の種類、焙煎具合、挽き方、淹れ方などなど、自分なりに追求し、好みの味を探し求める楽しみがある。

でも、美味しいコーヒーは飲みたいけれど毎回ハンドドリップはできない…という方もいらっしゃることだろう。ご心配なく。今は、非常に優れたコーヒーメーカーが各社から登場してきているのだ。

そこで、数回にわたってコーヒー、そしてコーヒーメーカーに関する基礎知識をまとめてみたいと思う。奥深いコーヒーの世界に足を踏み入れる第一歩になれば幸いだ。


■あなたの飲みたいのはどんなコーヒー?
人類は長い時間と膨大な金と人手をかけ、いつでもどこでも美味いコーヒー、すなわち自分の好きなコーヒーが飲めるように工夫を重ねてきた。アメリカン・コーヒー、ブレンド・コーヒー、各種ストレート・コーヒー(以上3つはレギュラー・コーヒーと呼ばれる)、カフェ・オ・レ、カフェ・ラテ、エスプレッソ、カプチーノ、アイスコーヒーなど、その種類は多岐にわたる。

豆(種類/産地/加工法/焙煎/ブレンド)、挽き方、水、抽出法、添加物(砂糖/シロップ/ミルク類)を変更することにより、様々な味を作り出すことができるのがコーヒーの面白みだ。

そのなかで、コーヒーメーカーを選ぶのに重要なポイントは「どんな香り/味のコーヒーが飲みたいか」だ。そしてこれは「豆」「挽き方」「抽出法」を決めることでもある。


■重要なのは「豆」「挽き方」「抽出法」を決めること

コーヒーメーカーは、その抽出方法によって「ドリップ式」「エスプレッソ式(加圧型)」に大別される。
「ドリップ式」は、コーヒー粉にお湯を注ぎ、浸透させ、自重によりコーヒー液を抽出する方法。ここで抽出するときに使うフィルターも紙や布、金属など様々な選択肢があるが、それは一旦置いておく。
「エスプレッソ式(加圧型)」は、細かく挽いたコーヒー粉に圧力をかけて短時間で一気に抽出する方法だ。ドリップコーヒーよりも同じ量の湯に溶け出す成分の量が多くなるので、味わいが濃厚になるのが特徴だ。

コーヒーメーカーの選び方はこれだけでは決められない。キモになるのが、「豆」と「挽き方」を組み合わせた「抽出源」をどう選ぶかだ。抽出源の選び方は、主に次の5つである。

1.コーヒー豆を購入、使用する

購入は店員さんと相談しながら選べる専門店がオススメ。豆の種類や焙煎レベルを考慮してレコメンドしてくれるはず。試飲させてくれるところなら、更に好みの味を見つけやすいだろう。購入した豆は自分で挽く必要があるので、別途ミル(グラインダーとも言う)を用意する必要があるが、自分で色々な工夫ができるので楽しい。


2.コーヒー粉を購入、使用する

既に挽いてある豆を購入して使用する。荒挽き/中挽き/細挽きなど挽き方によって大きく味が異なるので、こちらも相談できる店員さんがいる専門店で購入して欲しい。

難点は、挽いた豆は劣化(酸化)が早いこと。一般的な目安として、室温で豆の状態では2週間、挽いたら1週間と言われている(これ以上を目安と書いている文献もあるが、梅雨などの多湿時期はこれが限度)。また周りの匂いも吸収しやすいため、保管環境にも注意が必要だ。


3.カフェポッドを使用する

カフェポッドとは、主に1杯分のコーヒー粉を最適な挽き具合でフィルターペーパーに詰めたもの。対応したコーヒーメーカーでしか淹れられないが、個別包装のため保存が簡単で扱いやすく、無駄が少ないなどのメリットがある。

これは世界共通規格で、60mmがドリップ用、44mmがエスプレッソ用。主にカフェで取り扱われているが、最近ヨドバシカメラのような家電量販店でも扱われはじめた。


4.コーヒーカプセルを使用する

最も有名なのはネスプレッソ社の「ネスプレッソ用」、ネスレ社の「ドルチェ グスト用」の2種類。ネスレ以外に、UCC(ドリップポッド)、スターバックスなども参入している。デパート、家電量販、スーパー、コンビニなどで販売されている。

カプセルはカフェポッドより保存性が高く、扱いも楽だ。短所としては、メーカーを越えたカプセル互換性がないこと。価格が割高なこと。また、用意されたカプセル以外の香りや味を得ることができないことが挙げられる。なおこの分野は商標の関係もありメーカーごとにいろいろな呼び方をしているが、売り場で最もよく使われる「カプセル」という呼称を使っている。


5.レギュラーソリュブルコーヒーを使用する

レギュラーソリュブルコーヒーを抽出源とするコーヒーメーカーもある。ネスレ社のコーヒーメーカー「バリスタ」がそれだ。

レギュラーソリュブルコーヒーは、「挽き豆包み製法」を用いたネスレの製品に用いられる呼称だ。砕いた微粉末のコーヒー豆と抽出液から作られるため、ネスレ社はインスタント・コーヒーとは別物という立場を取っている。ちなみに「ソリュブル(soluble)」とは英語で「溶ける」という意味。

◇ ◇ ◇


以上の話をまとめたのが下表だ。

コーヒーメーカーが多種多様で分かり難いのは、2つの抽出法(ドリップ/エスプレッソ)と5つの抽出源、2つのコーヒー種(レギュラー/エスプレッソ)の組み合わせがあるからだろう。抽出法とコーヒー種は組合わされ、「ドリップで淹れたレギュラー・コーヒー」「一部加圧を利用したレギュラー・コーヒー」「加圧を利用したエスプレッソ」の3つに大別できる。

次回は各カテゴリーのコーヒー・メーカーの代表例を示しながら、どの様なライフスタイルに合うのかを考えて行きたい。 img_20140622-163418.jpg

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2012年6月2日土曜日

小笠原コーヒー

●原種:アラビカ種、栽培:無農薬露地栽培、約1カ月程度天干し コーヒーは世界70カ国以上で生産されています。これらの国々は、赤道をはさんだ南北両回帰線25度にある熱帯地方、亜熱帯地方に位置し「コーヒーベルト」と呼ばれます。小笠原は、この位置からは外れた北緯27度に位置しますが海洋性の温暖な気候により他。
小笠原と「コーヒー」の歴史は130年と非常に古く、明治11年小笠原が日本の領有として確定したころに始まったとされます。
当時小笠原には、榎本 武揚公の立案によりさまざまな熱帯植物が試験的に導入されその中にコーヒーの木も含まれ栽培され見事に成功しました。その後、戦争などの被害にあい、また村人たちが疎開の為この地を離れ大地はジャングルと化しました。しかし、戦後アメリカから日本に返還され島に戻った際に、コーヒーの木は絶滅することなく残り自生してきました。この木から大切に今日まで成長させ育て少しずつ増やしているのが、野瀬農園(農場主:野瀬 昭雄)です。
生豆は最高品質のアラビカ種。
酸味が低く胃に優しいコーヒー。

■小笠原産コーヒー
産出量 :200kg(推定)
原種  :アラビカ種
栽培方法:無農薬露地栽培
精製方法:ウォッシュド
その他 :精製段階において、果肉除去や脱殻に一部機械を導入しているが、
     収穫は全て一粒ずつ手摘みされ、コーヒー豆の乾燥段階では
     約1カ月程度かけ天日で乾燥される。
生産地
野瀬農園 (NOSE’s Farm Garden)
住所:〒100-2101 東京都小笠原村父島字長谷
(TEL/FAX)  04998-2-3485
mailto:nosefarm@yahoo.co.jp
ご注文はこちらから!


〔野瀬農園のコーヒー〕
 わたし達の島「おがさわら」は、明治11年頃日本で初めてコーヒーの栽培が試みられた地でもあるようです。
 我が家の向かいには今でもその名を「コーヒー山」という地名があるほどで、このあたりを中心に導入から4年後には45kgの収穫があったとのことです。
 しかしその後は試験栽培の域を出ることもないまま、やがて戦争が始まってしまいました。そんな中でコーヒーの木は絶滅してしまっても仕方のない状況だったことでしょう。ところが、戦前我が家の庭に先祖が残してくれたコーヒーの木は、その最悪の環境にも負けることなく、ひっそりとたくましく生き続けていたのです。
 この発見は、まるでわたし達のルーツが自然と共にこの地でたくましく生きたことの証しにも感じられ、このコーヒーの木を家族のように大事に育てたいと思いました。

初めは半信半疑でその種をビニールポットに入れ育苗を始めてみました。毎日毎日その生長を気にするあまりか、なかなか変化を見せてくれません。終には諦め半分で、その存在を忘れかけていた頃のこと、ふと気付くと土から種をしっかりと持ち上げ、ふんばって発芽していました。
 それから双葉を出し本葉をつけて、少しずつ少しずつ生長した苗が1年経ち、ようやく定植することが出来ました。それからあっという間に4~5年が過ぎ、一昨年あたりから収穫を迎えることが出来たのです。
 こうして毎年植付け場所を開墾しては本数を増やし続けています。
〔コーヒーの実が出来るまで〕
 小笠原のコーヒーは100%天然の空の下で育ちます。春先になると、ジャスミンに似た芳香を漂わせ、白く可憐な花を無数につけます。この花が数日で散ると、ここにコーヒー豆となる実がついていきます。
 まだ緑色の実を夏の間に太らせて小指の先程になると、秋になるにしたがって次々に赤く色づいていきます。
 コーヒーチェリーと呼ばれるこの実を、10月頃から収穫し始めます。
〔作業あれこれ〕
 コーヒーの実は一枝に何粒もびっしりとつきますが、赤いコーヒーチェリーに色づくタイミングは粒によって様々です。赤く熟した実から一粒ずつ丁寧に手で摘み取ります。
 このコーヒーチェリー1粒には中に2粒のコーヒー豆が向かい合って入っています。赤い果肉部分を剥き、取り出した中の豆を天日に干して乾燥させ、さらにもう一枚のうす皮を剥くとコーヒーの生豆が出来上がり。
 これを焙煎し、我が家の天然水でコーヒーを注ぐと、ようやく100%ホームメイドのコーヒーがいただける…というわけです。
小笠原コーヒーの詳細はこちらをどうぞ!