人気の投稿

2018年10月6日土曜日

プリメインアンプ、注目の製品を一斉比較レビュー♪

 


DENON 「PMA-30」

【主なスペック】出力:40W×2(4Ω)、入力:アナログRCA×1/光デジタル×1/同軸デジタル×1/Bluetooth、スピーカー端子:バナナプラグ対応、外形寸法:200W×86H×258Dmm、質量:2.7kg

■空気感や演奏の抑揚まで表現する品位の高いサウンドを備える

同社のデザインシリーズのプリメインアンプで、リモコンを含め、デザインに高級感と一体感があり、高い上質感を備えている。縦置きと横置きが自在で、置き方によって自動でディスプレイの表示方向が切り替わる。同軸、光デジタル入力のほか、Bluetooth機能を搭載。

アンプ部は上位モデル「PMA-60」と同様にデジタルアンプを採用するが、PMA-60がクアルコム社のDDFAを搭載しているのに対して、PMA-30はTI製デバイスをBTL構成で搭載している。

柔らかみのある音色で、演奏にほどよく余韻が乗った表現を楽しめる。ピアノトリオは、ピアノのタッチに適度で心地よい柔らかみがあり滑らか。ウッドベースも、しっかりとふくよかなボトムを持ちつつも上品な質感を備え、必要以上に前へとしゃしゃり出てくることがない。ドラムスも、シンバルの質感が丁寧になめされ、決して粗っぽい音にならずに聴き心地がいい。

クラシックでは、ホールの残響を多めに描き、全般的に大人しめの表情を聞かせる。すべての楽器の音に柔らかな舌触りがあり、音がきつくならない。加えて、内声部の音階の動きなどに連続性があり、繊細な表情も拾うのだが、それがこれ見よがしにならずに、空気感や演奏の抑揚が自然と耳に入ってくるような丁寧で品位の良い表現だ。

ポップスやロックでも、耳触りが良い上品さを持ちマットな聴き心地があるが、それが行き過ぎずに丁度良い具合だ。長時間のリスニングでも聴き疲れなく音楽を楽しむことが出来るリッチなサウンド。バランスが良く、音楽ソースのジャンルも選ばない。

【音楽ジャンル相性】
ポップス/ロック:A
ジャズ:A
クラシック:A

 


TEAC 「AI-301DA-SP」

【主なスペック】出力:40W×2(4Ω)、入力:アナログRCA×2/USB-B(PC)×1/光デジタル×1/同軸デジタル×1/Bluetooth、スピーカー端子:バナナプラグ対応、外形寸法:215W×61H×254Dmm、質量:2.1kg

■USB入力時の音の鮮度感がとにかく良好。多様なデジタル入力も魅力

剛性の高い小さなボディへとコンパクトに納められたアンプ。同社が展開するA4サイズの500シリーズを、さらにダウンサイジングした製品だ。パワーアンプ部には、定評あるICEpower社製のデジタルアンプを採用する。

同軸や光デジタル入力に加えてUSB-DAC機能を搭載。さらには高音質なaptXコーデックに対応したBluetooth接続を搭載するなど、この価格ながら豊富なデジタル入力を持つことも大きなアドバンテージと言える。

スピーディーかつエネルギッシュに演奏の表情が描写されていくアンプだ。クラシックでは、コーラスの声が実に張り出しよく迫ってくる。声や楽器の音色に艶やかさがあるとともに、スピードやエネルギーに満ち溢れている。ティンパニーの、芯を持った飛び出してくるようなアタック表現など、音の立ち上がりが特に俊敏だ。

ロックミュージックでもそのパワー感とスピード感が心地よい。ベースやドラムのコンビネーションが、適切な低域の重量感を持ちつつも素早いのだ。ボーカル表現は、華美になりすぎずに聴き易い表情。

ジャズも同様で、ピアニストの男性的で力強いタッチによる指さばきが印象的に届いてくる。全体的に、音色的には中低域に充実感があり、高域が派手にならないので聴きやすい。とにかくサウンドの力強さが特徴的である。音響的なレスポンスや密度感などが十全で、例えて言うなら、アスリート的な俊敏さ強靭さというような、スポーティーな性能の高さを楽しめる。

また、デジタルアンプとのマッチング故か、内蔵USB-DACで鳴らしたときのバランスが良好で、よりこのアンプの魅力が十全に発揮されるようであった。音の鮮度感がとにかく良好で、アナログ入力に比べ、よりストレートでロスの少ない音色感が得られる。表現に連続性がありスムーズで、楽器の立体的な分解能など、解像度の高い描写が楽しめる。よって、内蔵DACを使ってコンパクトにシステムを組みたい人に特におすすめといえる。

【音楽ジャンル相性】
ポップス/ロック:A
ジャズ:A
クラシック:A

 


YAMAHA 「A-S301」

【主なスペック】出力:60W×2(8Ω)、入力:アナログRCA×7/フォノMM×1/光デジタル×1/同軸デジタル×1、スピーカー端子:バナナプラグ対応・2系統搭載、外形寸法:435W×151H×387Dmm、質量:9.0kg

■明朗で快活な音楽表現が特長。中域の厚みも心地良い

本機もやはり総合メーカーらしく、同社の全7機種あるプリメインアンプシリーズの中での末弟となるエントリーモデルだ。こちらもこの前に紹介したマランツやパイオニアのモデルと同様に、上位機の技術や知見が活かされた製品となっている。ルックスも、上位機である「A-S801」や「A-S501」同様の存在感を持つ。デジタル入力やMMフォノアンプ、そしてラウンドネス機能を備えるなど、多機能で凝縮感が高い。

ヤマハのアンプは、一貫して明朗で快活な音楽表現が特長だ。クラシックでは、音が硬くなる部分がどこにもなく、若干優しい質感を持った聴き易い音色を楽しめる。温かみを持った演奏の質感がホールに広がる様が心地よい。低域エネルギーのスピードはややゆったりと描くため、ふっくらとした余韻で再現されるようだ。

ロックやポップスでは、先述の朗らかさがとりわけ活かされ、エレクトリックギターのリフやエレクトリックベースのピッキングが重量感を持って再現され、ゴリッとしたエネルギー感でもって前に出てくる。バスドラムの沈み込み、つまりは重低域の再現自体はさほど深くはないものの、クラッシュシンバルのストロークのエネルギー感や、ギターのストロークがブワッと迫ってくる勢いに迫力がある。ボーカルなどの中域もふくよかで厚みを持った聴き心地を楽しめ、実に快活なのである。

ピアノトリオでも、ドラムスやウッドベースの十全なエネルギー感を楽しむことが出来た。ピアノは、タッチの丁寧な描き分けというよりかは、打鍵や低弦の迫力を嫌みのない表情で描くようだ。

【音楽ジャンル相性】
ポップス/ロック:A+
ジャズ:B
クラシック:A

 

PIONEER 「A-10AE」

【主なスペック】出力:50W×2(4Ω)、入力:アナログRCA×4/フォノMM×1、スピーカー端子:バナナプラグ対応、外形寸法:435W×129H×323Dmm、質量:6.8kg

■バランスに優れた、ストレートなサウンドが楽しめる

先ほどのマランツ同様に、シリーズで多くの上位モデルを有し、それらで培った技術やノウハウが継承されたエントリーモデル。よって、同じくコストパフォーマンスが高いのが特長といえる。MMフォノイコライザーアンプや、小音量時や小型スピーカー使用時に有用なラウドネス機能も備える。

均整の取れた、ストレートサウンドが楽しめるアンプ。全ての帯域にわたって個性や癖を感じさせずに、全ての楽器が均一なエネルギーで描かれるバランスが取れたサウンドだ。同時に、音の出方にストレートな勢いを感じさせる。

ピアノトリオは、音の鮮度感が高く、ひとつひとつの楽器の音を分離良く、楽器本来のナチュラルな音色で把握することが出来る。特に、ドラムスのシンバルの澄んだ音色が印象的だ。ウッドベースは、しっかりとした楽器の重みを持ちながらも、贅肉がなくすっきりとした輪郭で描き出される。ピアノも、弱音のスタッカート表現など、タッチの繊細なディティールを丁寧に拾い上げる。とにかくバランスが良い。

クラシックでも、細かい楽器の重なりがよく分かる。バロックオーケストラが演奏するミサ曲は、大勢の奏者がステージ上にひしめいて演奏している様子も、ナチュラルな音色で描き出す。アンプよりも上流の接続機器の魅力を引き出す、飽きの来ない無色なトーンを楽しめるアンプだ。

【音楽ジャンル相性】
ポップス/ロック:A
ジャズ:A
クラシック:A+
 

 


MARANTZ 「PM5005」
【主なスペック】出力:55W×2(4Ω)、入力端子:アナログRCA×4/フォノMM×1、スピーカー端子:バナナプラグ対応・2系統搭載、外形寸法:440W×105H×370Dmm、質量:6.7kg

■クラシックでは楽器の音色を細やかに再現。空間表現も広い

上位機や歴代モデルで培った高音質技術を組み込んだ、マランツPMシリーズの末弟となるモデル。エントリー価格帯で高いシェアを誇るシリーズである。MMフォノイコライザーアンプを搭載。

価格帯もこのあたりになってくると、音楽に軽やかさのような表現も出てくる。信号増幅の電気的な流れにおいて、より充分なケアがなされることでスムーズな音質となり、音楽的にも流麗かつ自然な音の移ろいが生まれてくるのだろう。

ピアノトリオでは、ピアノのフレージングがより滑らかになり、ウッドベースのピチカートやドラムソロの連打にも、より疾走感を伴った説得力が生み出され、音楽の流れを積極的に牽引する。総じてトリオのアンサンブルとしての一体感が高いのだ。

高域方向にやや明るく明瞭な方向性を持っており、クラシックでは、それぞれの楽器の音色が、細やかさや煌びやかさを持って描かれる。コーラスの表現が明朗に描写されていく様が心地よい。空間表現も広く、楽器セクションの前後感やパートの重なりが詳細に描かれる。音楽演奏に自然な流れが生み出され、生き生きとした表情がある。

ポップスやロックでも、やはり上品な質感が出てくる。クラシックなどと同じく、楽器やそのミキシングの立体感も詳細に描かれる。エレキギターの歪みもどことなく上品さを湛え、ロックならではのワイルドさというよりも、紳士的で淑やかな質感が楽しめるようだ。

【音楽ジャンル相性】
ポップス/ロック:A
ジャズ:A+
クラシック:A+


にほんブログ村 地域生活(街) 東京ブログへ
にほんブログ村
にほんブログ村 地域生活(街) 東京ブログ 秋葉原情報へ
にほんブログ村
にほんブログ村 通販ブログへ
にほんブログ村
コメントを投稿