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2018年7月3日火曜日

final「E5000/E4000」レビュー♪

final
振動板にかかる背圧をそのフィルターとチャンバーで最適化し、中低域の特性を狙い通りにコントロールしている。

リケーブル対応はMMCX端子搭載で実現。端子を内蔵しつつ、シリーズの統一感を生み出すシンプルな筐体デザインもキープしている。アコースティックチャンバー構造もあってか、少し長めにはなったが、それでも十分にコンパクト。

ケーブルは高純度OFCシルバーコートケーブル。導体素材は桁違いの超高周波の伝送が要求されるスパコン「京」用のケーブルの開発および製造でも知られる潤工社との共同開発。この導体を使ったケーブルは同社の得意技だ。絶縁被膜も潤工社のノウハウを生かした低誘電率素材、PFAフッ素ポリマー。

柔軟性の高いPVCを採用した外皮、ほぐれないしっかりとした編み上げのおかげでしなやかさと適度な弾力も兼ね備え、取り回しも良好。ケーブルも筐体とお揃いのシルバーになったことで、全体のルックスもより美しく輝かしい印象になっている。

E4000に付属のオリジナルOFCケーブルも十分すぎるクオリティ。ステンレス筐体のE5000よりアルミ筐体のE4000の方が重量が軽いこともあり、価格面も含めて、より使い勝手のよい身軽なハイエンドという優位はE4000にあるかもしれない。

ちょっとしたところとしては、ケーブル側端子のリング部とイヤーピースの片側にブラウン〜レッド系の配色が施され、左右を判別しやすくされたことも嬉しい。

 

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E5000の実際の音はというと、E3000の柔らかく豊かな響きに、シャープネスや音の広がりも兼ね備えさせたという印象。E3000の持ち味を生かしたまま、普遍的なオーディオクオリティを引き上げた。

例えばボーカルとピアノのみによるスローな曲、早見沙織さん『琥珀糖』では、このモデルの音調を特に強く実感できる。

この曲のピアノはリバーブたっぷり。その響きの柔らかさと豊かさの表現はE3000のそれを受け継ぎ、その上でこちらでは響きの広がりの良さが格段に向上。響きの粒子感の豊富さは変わらないが、その粒子がこもらずにすっと広がる。そうして粒子の密度が少し整理されるおかげで空間の見晴らし、ほどよいすっきり感も確保。

ボーカルに注目すると息遣いの描写に深く感心させられる。曲の雰囲気に合わせてブレスさえも柔らかに歌われているのだが、その柔らかと息づかいとしてのすっとしたシャープさをどちらも生かしてくれる描写だ。E3000は柔らかさの方に寄るが、E5000は柔らかさも速さも、どちらも存分に届けてくれる。

エレクトリックサウンドのロバート・グラスパー・エクスペリメント『Human』でもE5000の表現は秀逸だ。ディープなベースサウンドは、E3000から受け継ぐしなやかな感触はそのままに、ぐっとした抑えも少し効かせる。そのベースに限らず音像は全体に少しコンパクトにまとめる印象。E3000より一歩下がった位置から俯瞰的な全体像を見渡せる印象だ。

するとその後方でストリングスやリバーブ成分を主体としたピアノが溶け合って曲の背景を描き出している様子の美しさも、改めて伝わってくる。もちろんそういった、音が滑らかに溶け合う表現は、このイヤホンが特に得意とするところ。

 

フラットにまとめられているのがE4000。早見沙織さん『琥珀糖』の息遣いは、柔らかな感触よりもすっとしたスピード感の方が際立つ。とはいえ歌い方の柔らかさの再現性を確保した上でのことであり、いたずらに鋭さを強調するものではない。声や全体の明るさもあって、すっきりとした空間表現も印象的だ。

ロバート・グラスパー・エクスペリメントの曲では、音像も背景もよりくっきりさせてくれることからか、ベースのディープな沈み込みを明瞭に感じられる。この曲のサウンドはR&Bやソウルに由来するクラシカルな要素とエレクトロやヒップホップに由来するコンテンポラリーな要素が融合したもの。そのクラシックな成分をより深く感じさせてくれるのはE5000、コンテンポラリーな成分をより際立たせてくれるのはE4000といった印象だ。

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