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2018年6月9日土曜日

ラックスマンのケーブル15000シリーズ レビュー♪

【LUXMAN】
ラックマンでは、ホット・コールド導体の撚りを最小限に抑え、ホット・コールドを平行のまま束ねることでインダクタンス成分を排除するノンツイスト構造を採用した。

撚線ケーブルには必ず、何がしかのインダクタンス成分が存在し、レスポンスに影響を与えている。またもう一つには静電容量という要素もあって、これも高域特性に影響する。いずれにしてもケーブルには単純な直流抵抗以外の要素も存在するので、この点に関しても考慮しなければならない。

ノンスイスト構造にするとインダクタンス成分が低減され、周波数特性への影響が軽くなる。特に高低両端での伸びや歪みっぽさが解消されるようで、それが多くのユーザーに受け入れられている要因の一つと言えるだろう。

先に触れた静電容量(ホット/コールド間に生じる容量で、線間容量ともいう)についても、対策が採られている。ライン・ケーブルの場合だが、導体のホット側とコールド側を別々にシールドすることで線間容量を半減させたのがそれだ。導体の周囲にシールド線があると、導体間の容量は遮断されて減少するという仕組みである。

こういった電気的な成分や現象に対する配慮が、アンプ・メーカーとしての特徴を表していると言っていいのかもしれない。アンプの内部でいくら低インピーダンス化や広帯域化を図っても、ケーブルの段階でそれを台無しにされては元も子もないからである。

非磁性のカーボンを主体とした顔料を使用。端子はRCAが新開発のオリジナル品、XLRにはノイトリック製を採用した。

スピーカー・ケーブルもほぼ同様の構成だが、L/Rは別々である。芯線はD.U.C.C.のほかに無酸素銅も加えている。シールドはなく、無酸素銅のドレイン線だけがホット/コールドの間に配置された構造だ。絶縁はやはりポリエチレン、端末はYラグで処理されている。

両者共通の装備として、アルミカバーを使用した可動分岐ホルダーが新たに開発された。配線時にL/R間またはホット/コールド間を分ける場合、長さを任意に調節した上で分岐部分を止めることができ、このホルダーが前後に動かせるというものである。外観や性能を損なわずに、自由に処理が行えるよう考えられた装備である。

 

 

 

 

 


★音質傾向
バランス良くストレートな再現性

ライン・ケーブルはエネルギーの通りが良く、引っかかりのない出方で、レンジも広くレスポンスに偏りがない。いたって無色でバランスの取れた鳴り方をする。

ピアノはタッチの質感が厚手だがぼってりすることはなく、高低両端へ素直に伸びて、水膨れしたような無駄な響きが皆無だ。また余韻がクリアな点と抜けが良いのとで、音調全体が伸び伸びとしている。歯切れの良さとふくよかさを併せ持った再現性と言っていい。

室内楽は立ち上がりの響きが大変瑞々しく、汚れっぽさのない新鮮な感触に富んでいる。アンサンブルの分離が良く、ハーモニーが濁らずに滔々と流れている印象がある。中低域から下のエネルギーが豊かに伝わっているため、音楽の起伏が圧縮されることなく息づいている。それが生き生きした表現につながっているようだ。

オーケストラもダイナミズムの幅が広く、エネルギーがたっぷりと乗って表現が豊かだ。ホルンやトランペットなどは豪快といえるほど力強いが、それが決して荒っぽくならないのは音数が多いからだろう。緻密なのである。弱音部の細かな表情と色彩感の豊富さも、その表れと言うべきだ。

ジャズは楽々とした出方で、余裕に溢れて悠々としたところがある。トロンボーンの自由自在な表現力など、まさしくそうした特質の表れと言えるし、ピアノもタッチが生き生きとして弾みよく動く。ドラムにもベースにも曖昧さやにじみがなく、どこも明快で闊達である。

スピーカー・ケーブルも加えると、いっそう鮮度の高い音調が得られる。ピアノのタッチもさらにクリアで、特に高域の響きが潤いに富んでいる。よほど信号の通りが良いのかと思うが、どこにも屈託がなく伸びやかそのものの鳴り方をする。

室内楽もやはり瑞々しさに溢れているが、またディテールの解像度がひと回り向上している。細部の音数が増えたように感じるのと、遠近がもっとはっきりする。楽器一つ一つの位置感が明瞭で、そこにいるという実在感が高いのである。

オーケストラも空間の実体感が明確だ。ホルンやトランペットの金管とフルートやクラリネットなどの木簡が、ちょうどあるべき場所にきちんと感じられる。弦楽器は厚手の響きが柔らかな当たりでしなるように広がり、どこも埃を払い落したように新鮮な光に満ちている。ほとんど色を感じさせないケーブルだが、逆にソース自体の色彩は豊富なのである。

ジャズも全てがほぐれて動きがいい。弾みと活気が違うのである。ソースが生きる再現と言うべきであろう。

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